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with(ウィズ)体験談「全財産600万円をホストに貢いだ私がアプリで婚活した話」【リアル】

ホストクラブにハマっていた30代女性がwithで彼氏を探した体験談をご紹介

withを使おうと思ったきっかけから、男性とのデートの様子までを告白!

相性診断があると話題のwithは実際どうなの?本当に婚活ができるの?と思っている人も多いのでは?

この記事は、withで出会いを探したい人はもちろん、どんな人に出会うの?と不安に思っている人にもおすすめです。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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withの口コミや評判についてもっと知りたい人は以下の記事も参考にしてください。

ポップコーン株式会社の運用で記事を作成しています

体験談の前に…30代女性がwithを使った理由

大体600万くらい。

大学を出てから馬車馬のように働き続け、同年代の女性の中でも私は割と貯金はしっかりできている方だと思っていた。

「思っていた」というのも、もうこの貯金は存在しないからだ。

ホストに入れ込んでしまった私は600万あった貯金をわずか数ヶ月でホストに使い切ってしまった

そのホストは既婚者だった。

同じようにそのホストを指名していたお客さんが書いたのか、それとも同業の人が書いたのかわからないが、掲示板に「●●はキャバ嬢と結婚している」と晒されていた。

別にそのホストと付き合いたいとか、結婚したいとかそういうのはなかった。

いや、本当は心のどこかで期待してたかもしれない。

ただそのホストをずっと応援したかった私にとって、彼が既婚者という事実は心臓が木っ端微塵になるほどショックだった。

昔から男性に貢ぐ癖はあったけど、今回はちょっと金額がエグすぎる……

ホストクラブに毎週末通い続け、貯金を使い切った私の心は疲弊しきっていた。

誠実な人に出会いたい、まともな人とお付き合いして、平和で幸せな生活を送りたい。

誠実な人はどこにいるのか?

ホストに貯金を使い切るようなバカな30代と付き合いたいって人はいるのか?

心がもう限界まで来ていた私は病んでいた。

でも心の拠り所を失った私は、どこかで同じようなもので埋めなければ、このままでは死ぬと思った。

貯金なしの病んだ30代が死ぬほど頑張ってwithで婚活した体験談を、ここにまとめていきます。

友達のすすめでマッチングアプリ『with』に登録!

会社の人、友達には

「ホストに全財産貢いだら実はその人既婚者で、死ぬほど病んだから誰か男を紹介してほしい」

とは言えなかった。

一応彼氏は3年くらいいなかったので、彼氏がほしいんだけど良い出会いないかな、という感じで同年代の彼氏有りの女性の同僚に話をふってみた。

「アプリは?」

「アプリはちょっと・・・なんか怖いことされそうな気がして」

そんなことないよ、昔はそういう出会い系で事件があったりしたけど、今は安全だから

話を聞くと、最近のマッチングアプリでは身分証明書の提出をしない限りはメッセージが送れない仕様になっていたりして、非常に安全らしい。

前に何個か登録してたことがあるという彼女から、いくつかマッチングアプリをおすすめしてもらった。

その中で、なんとなくwithというアプリを選んでみた。

30代の私からしたらアプリは【出会い系サイト】というあまり良いイメージがなかったため、正直気乗りはしなかった。

というのも出会い系サイトにはヤリモクが多いのではないかというマイナスイメージがあったから。

withにもそういう人がいるのではないかと不安だった。

ただでさえ貯金すっからかんで病んでいるのに、これでヤリ捨てなんかされたら多分マンションから飛び降りる自信がある。

しかし、ホストに貢いで気づいたら貯金600万がなくなっていたという話より怖いものはない。

いっそのこと、飛び込んでみよう。

真剣に出会いたい人向けのアプリwith

出会い系サイトならガラケーの時にやったことがある。

だが、当時の出会い系サイトとwithはまったく異なるものだった。

まず、withは登録がぶっちゃけちょっとめんどくさい。

昔の出会い系サイトはお手軽簡単に設定できて、すぐにでもメールができるような感じだった記憶があったが、withは登録の際にあれこれナビゲーターが言ってくるので、プロフィールはしっかり登録しなければならない。

それに、withでは身分証明書の提出もしなければメッセージも何もできないようになっているため、本当にすぐできない。

ただ、真剣な出会いを求めているなら確かにこのくらいめんどくさくしても良い気がしてきた。

マッチングアプリ『with』の特徴

会社 株式会社イグニス
料金 男性料金:月額4,200円(1ヶ月プラン)女性料金:無料
会員数 320万人
主な年齢層 男性:20代前半~30代前半
女性:20代前半~30代前半
特徴 相性分析でフィーリングの合う相手と出会える

with、最大の特徴は、相性がどのくらい合うのかを判定してくれる心理テスト。

価値観が合う人と出会うことに重きをおいているアプリとだけあって相性診断も本格的。

監修は有名なメンタリストがしていて、大学生にも人気なのだそう。

ビデオ通話機能も導入されているので、LINEの交換をしたり、実際に会ったりする前に相手の雰囲気がわかるのも魅力でした!

withは男性の条件を細かく指定できる!

もろもろ登録完了していざ見てみると、withには色々な人がいることがわかる。

特に条件も指定しないで闇雲に探すのはなかなかきついものがあるのでは、と思い色々条件を絞り込んで検索してみることにした。

・居住地→自分の住んでいる地域あたり

・年齢→こだわらない

・身長→こだわらない

・体型→こだわらない

・血液型→こだわらない

・出身地→こだわらない

・兄弟姉妹→こだわらない

・同居人→こだわらない

〜以下省略〜

もう良い人だったらなんでも良かったので、ほとんどこだわらないにした。

withは詳細検索できるので良いと思ったが全然有効活用できなかった。

ただもうホストは懲り懲りだったので、職業ホスト以外の人がいいなと思ったが、とりあえずwithでは、職業の項目にホストというものはなかったので大丈夫そうだった。

パッと見た感じ、写真をちゃんとしっかり載せてる人が多かった。

それだけ真剣な出会いを求めているということだろう。

やっぱり写真の第一印象が良いと確かに「いいね」をしたくなる。

気づいたら若い男の子ばかり「いいね」をしまくっていた。

また、同じことをwithでも繰り返そうとしているのだった……

【with体験談】30代のマッチングアプリ婚活!マッチングからデート後まで

私が全財産の600万注ぎ込んだホストは私よりもだいぶ年下で、犬っぽい感じの雰囲気の可愛い子だった。

そんな年下の可愛いホストがまさか結婚しているとは思わないじゃないですか!!!!!

でも、withだったら確実に「職業ホスト」を省けるし、「既婚者」だっていない。

とても素晴らしいアプリだと思った。

さっきも書いた通り、私は若い男の子ばかり「いいね」を押しまくっていた。

しかし、現実は世知辛く、マッチングがうまくいかない。

withではいかにみんな真剣かということがよくわかる。

いやその前に7つも8つも年上の独身女性に誰が食いつくかって話だ。

50歳くらいまで結婚できずにいる年収350万くらいのおじさんが「やっぱり29歳までの子と結婚したいですね」って言ってるのネットで見かけたことあるが、それと同じようなことをしているのかもしれない。

おとなしく、もう少し歳が近い男の人を真剣に探すべきか、と思っていたら奇跡的に1人マッチングに成功した。

with初のマッチング相手。それは完全に写真の第一印象で決めていた男の子のうちの1人だった。

ブロックされた…?惨敗した1人目:レイくん

レイくん(仮名)の情報
    • 年齢:7つ年下
    • 外見:犬顔の癒し系
    • 趣味:猫が好き
    • 仕事:建築系事務

ホストとよく行ったバーの店員レイくんに似ていたので、名前をレイくんということにします。

最初の方は何を聞いたら良いのか何を話したら良いのかわからなかったので、withのプロフィール見たらわかるようなことを聞きまくってしまった。

それでもレイくんはちゃんと丁寧に返してくれて、とても良い子だった。

withを始めたきっかけは、出会いがないのと、早めに結婚をしたいという結婚願望があったからとのこと。

誰に勧められたとかではなく、自分でwithというアプリを見つけて始めたとのことだった。

これだけ顔が良いのだからもっと遊んでいたいとかそういう感情が湧いてこないのだろうか。

withに限らず、もっとお気軽なマッチングアプリで遊びまくろうという発想にならないのだろうか。

どうしてもホストの顔が頭の中でちらついてしまう。

レイくんとは飼ってるペットの猫の話と、映画やドラマの話などでメッセージが続いた。

こういうのってどのタイミングでご飯のお誘いを切り出したらいいのかわからないでいたら

「週末、ご飯に行きませんか」

というお誘いをレイくんからしてくれた。

初withマッチングデート。

レイくんはカフェめぐりが好きだということだったので、おしゃれ代表の街でもある代官山でランチデートしようという話になった。

ただ、初めてのデートで非常に困ったことが1つあった。

それは服装だった。

会社にはかためのオフィスカジュアル系の服で出勤してたので、プライベートのデートに着ていくような服はなかった。

初withマッチングデート、休みの日なのにかちかちのオフィスカジュアルで行ってもいいのだろうか。

かといって家で着ているようなパーカーデニムじゃ色気がなさすぎる。

悩みに悩んだ結果、当日はブラウスにパンツの可愛いのかけらもない格好で行ってしまった。

写真の通り、犬顔のとても可愛らしい顔の男の子だった。

多分、プライベートでちゃんと男の人と会話するのは久々だったかもしれない。

何回も沈黙ができてしまって、本来なら年上の私がリードすべきだったが何を話したら良いのかわからず、1時間半くらいでその日のデートは終わってしまった。

なんと惨敗すぎて会話の内容もまったく覚えていない。

レイくんは別れ際楽しかったとは言ってくれたが、後ほどwithでメッセージを送ろうとしたらいなくなっていた…。

ブロックされたのかもしれない。

withではブロックされたかどうかは確かめようがないが、あれだけ微妙な空気を作ってしまったのだから次があるとは思えない。

本当だったら【レイくんとのその後】という感じで書きたかったが、悲しいことにレイくんとはこれで終わったのであった。

悲しくなって、ホストに連絡をしたくなった……

結婚に前向きだった2人目:ゆうくん

ゆうくん(仮名)の情報
    • 年齢:6つ年下
    • 外見:目が細くて鼻がシュッとしたイケメン
    • 趣味:ゲームが好き
    • 仕事:商社勤め

実はレイくんと会うまでに何人かの人とwithでマッチングして、その中でも途切れることなくメッセージが続いていたのがゆうくん。

職場のゆうくんという人の声によく似てたので、名前をゆうくんということにします。

withでは自分と趣味や好みが一致しているものを表示してくれる。

共通の趣味の話題でもっと盛り上がれるように、ゆうくんの趣味はしつこく念入りにチェックした。

最初は当たり障りのない会話をしていた。

「そういえばwithって趣味が〜」といった感じでうまく引っ張り、そのままなんとか話が途切れないようにメッセージを続けていた。

そしたらレイくんと同様に、ゆうくんもお食事に誘ってくれた。

withとかマッチングアプリ系に慣れている人は結構すんなり誘ってくれるのかもしれない。

自分から誘う勇気はないので、誘ってくれるのは非常にありがたい。

そして、思ったのだが、レイくんとのデートはお酒がなかったから、あんなに暗いデートになってしまったのかもしれない。

なので、お食事というよりも居酒屋で飲むことにした。

しかし、私はまたしてもやらかしてしまった。

服装問題である。

金曜日の会社後に飲みにいく約束をしたのだが、いつもの出社のノリでまた可愛くもなんともない全身真っ黒の葬式みたいな格好をしてきてしまったのだ…

withでなんのために婚活を頑張っているのだ…

ホストに600万注ぎ込み、失敗してしまったから「誠実な人と付き合って幸せな生活を送りたい! 」という願望のためにwithを始めたというのに…

私は定時で退社したのち、慌てて近くのデパートでワンピースを買い、その場で着て待ち合わせ場所に向かった。

30代、すべての体力を持って全速力で向かい、到着する頃には死にかけていた。

「大丈夫ですか…」

多分相当ぼろぼろの見た目だったんだろう。

初めましてでもなんでもなく、彼から飛び出たセリフは心配の声だった。

疲れ切っていた私は、初っ端から空気も読まずビールをがぶ飲みし、すぐに酔ってしまった。

私に合わせてくれたのかわからないけど、向こうもほどよく酔ってくれて、ずっと笑いが絶えない飲みになった。

「私年上なんですけど、大丈夫ですか?」

「僕、年上の方が大好きなんで逆に嬉しいです」

600万円追加融資したくなった。

そうやってwithで何人もの年上女子をまどわしてきたのか…

大好きって言われるとこっちも大好きになってしまう。

思えばホストもノリと勢いで友達と行って、こんな感じでちやほやされてお金を使うようになった。

昔から自分は流されやすい人間なのかもしれない。

金曜日の夜ということもあってお店は大混雑、席が2時間制だったのでお店を出ざるをえなくなった。

2件目は安めのチェーン店でダラダラ飲み、その日は解散することとなった。

デートの後【結婚観の話をして…】

デートの日はうっかりLINE交換するのを忘れてしまい、withのメッセージでLINE交換をした。

ゆうくんとはLINEでほぼ毎日やりとりしていて、私もゆうくんとなら幸せになれるかもしれないと舞い上がっていた。

なんといっても連絡がマメで、いつも私のことを気にかけてくれているのがとても嬉しかった。

だけどある日、

「子供がほしいか」

「家事育児について」

「結婚式はしたいか」

「田舎に帰ることはあるのか」

など結構突っ込んだ質問をしてきた。

こういう質問って、仲の良い友達同士でも相当踏み込まなきゃいけない話だ。特に私のような年齢ともなれば。

思えばwithのプロフィールを記載するところにもこういう欄があった。

ゆうくんは私より年下だけど、真剣に結婚を前提にお付き合いを求めている子だったのだ。だからwithで登録して良さそうな人を探していたんだと思う。

そう考えると一気に気が重くなってしまった。

ゆうくんのことは好きだけど、おそらく私はゆうくんとは恋愛を楽しみたいだけなのかもしれない。

結婚する未来が想像できなかったのでやんわりとお断りした。

「ごめんなさい、まだそういうこと具体的に考えてなくて。ゆうくんとは友達としての付き合いが良いかもしれない」

ストレートに気持ちを伝えると、ゆうくんは特に暴言も文句も言うこともなく了承してくれた(本当ごめん)

withで引き続き、私は次の出会いを探すことにした。

【反省】私は無意識にwithで恋愛相手を探していた…

まず、服装は反省した。

毎回毎回服装で困ってしんどい思いをしたので、服はとりあえずお出かけ用の服を用意した。

長年彼氏がいないのと、仕事ばっかりだった私はプライベート用のお出かけ服すらなかったので本当に色気のない生活だった。

服買うんだったらホストに使おうという脳内バグも起きていた。

そして、若くて可愛い子をすぐ「いいね」するのはやめようと思った。

あまりにも年下すぎると、2人で過ごす未来が想像できなくなってしまうし、恋愛を楽しもうとしてしまうからだ。

私はもしかしたらwithでホストの代わりを探しているのかもしれないと気づいた。

600万も使い込んで学習していない自分に鳥肌が立った。

現実に目を向けなくてはならない。

withではもう少し年齢の近い人、年上の男性にもっと目を向けて見ようと思った。

もちろん結婚願望があって、落ち着いていて、優しくて、お店に入った瞬間「今日はいくらつかえるの?」なんてホストみたいなことを聞いてこない人がいい。

年齢が近い人で、優しそうで趣味が合って、あとはなんとなくの雰囲気で「いいね」を押しまくった。

withはどちらかといえば、20代半ば〜40代くらいの人が多い。

「いいね」は私と同じくらいか、私より年上の人からもらうことが多かった。

その中で、かなり気になる人がいた。

ホスト貢ぎ事件を笑ってくれた3人目:吉田さん

吉田さん(仮名)の情報
    • 年齢:1つ年上
    • 外見:メガネ
    • 趣味:お酒が大好き
    • 仕事:コンサル系のお仕事

    吉田さんは犬っぽい顔をしていて、プロフィールの文面も優しそうな感じなのと、趣味と好みがほぼ一緒だったので「いいね」を押した。

    近所の吉田さんが飼っている柴犬に顔が似ているので吉田さんと命名。

    なんだろう、600万を使い込んで傷ついた私を癒してくれるような優しい雰囲気に引き寄せられてしまった。

    withで出会った人には絶対にホストに使い込んだ話はできないけれど、吉田さんはついなんでも言いそうになってしまう謎の包容力の持ち主だったのだ。

    吉田さんの巧みな話術のおかげで、何も気にせず楽しくメッセージをすることができた。

    withで出会ったレイくん、ゆうくんには極力気をつかってメッセージを送ることをしていたので、とても気が楽だった。

    今思えば、単純に吉田さんとは最高に相性が良いということなんだろう。

    吉田さんがwithを始めたきっかけは、年齢的に結婚を考えてはいるが、とりあえず寂しくて恋人が欲しくて始めたとのことだった。

    私も寂しい。傷を癒してほしい。

    私から飲みにいくことを誘ってしまった。

    しつこいが、吉田さんはそのくらい謎の包容力があり、なんでも許してくれそうな雰囲気が出ていたため、ついつい誘ってしまったのだ。

    私が誘うなんて、ちょっと前は想像もできなかったのに。

    吉田さんおすすめのお店ということで連れていってもらったのは、和食創作料理のお店だった。

    1杯目のビールを飲み終えるとすぐに【本日のおすすめ地酒】に切り替わったため、すぐに私も吉田さんも酔ってしまった。

    メッセージ通り吉田さんは面白い人で、お酒の場でなくても楽しく盛り上がっただろう。

    しかし、私はつい600万ホストに貢ぎ事件の話をしてしまった。

    絶対に婚活真面目にやっているであろう人々しかいないwithでそんなドン引かれるような話題をしてしまったらもうおしまいだ。

    だがしかし、吉田さんは

    「何その話おもしろいね!」

    と笑ってくれ、もっと話を聞きたいと言われ、私は日本酒の力もあってか全部吉田さんに暴露をした。

    逆にそのホストの話をしたおかげで吉田さんにすっかり気に入られた。

    「そんな体験した人周りにいなかったし、withでも会ったことないよ。すごい楽しかった。また次回も面白い話聞かせてほしい」

    ということで3時間日本酒飲み続けてへとへとになっていたのでその場で各自タクシーで解散した。

    【with体験談】結婚相手を探し求めた30代女性のその後…

    ホストってなんだっけ。

    そのくらいの気持ちにまで私のメンタルは回復していた。

    というのも吉田さんとは後ほど数回デートを重ねてお付き合いすることとなったのだ。

    吉田さんとなら一緒にいる未来も想像できるし、吉田さんも吉田さんで私との結婚に関して前向きに考えてくれている。

    結婚後はどうするのかとか、介護はどうするのかとか、ちょっとそういういやらしい問題に特に触れることもなく、お互いもう少し知ってからそういう話をしていこうとなった。

    私との距離をちゃんと考えてくれるよくできた本当に良い人だ。

    【600】という数字を見るたびに発狂していた私だったが、吉田さんとの間ではホストの話は完全に笑い話のネタになっている。

    多分、withで吉田さんと出会っていなかったら今どうなっていたかわからない。

    実は吉田さんと付き合い始めてからホストからLINEがきた。

    「ひさしぶり!最近お店来ないけどどうしたの?」

    どうしたもこうもない。結婚を考えている人がいるからもう行かない、と返事をすると

    「え〜俺も◯◯ちゃん(私)と結婚したい!」

    と返事がきた。

    なんでこんなのに600万貢いだのかと考えると頭が痛くなったが、逆にホストで痛い目をみたからwithに登録して吉田さんと出会えたのだと考えると、ほんの少しだけ気持ちが楽になった。

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