ペアーズでガチ婚活したフリータ独身30代女性の体験談をご紹介。
ペアーズを使おうと思ったきっかけから、男性との出会いまで赤裸々に告白!
テレビなどで何度も紹介されているペアーズは知名度も高く興味があるけど、実際どうなの?と思っている人も多いのでは?
この記事は、ペアーズで婚活したい人はもちろん、本当に出会いがあるの?とマッチングアプリに疑心暗鬼な人にもおすすめです!
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
マッチングアプリのおすすめランキングの記事もぜひチェックしてみてくださいね!
ペアーズの口コミや評判についてもっと知りたい人は以下を参考にしてください。
目次
30代でペアーズを始めたきっかけ【結婚したい…! 】
私は間もなく35歳になろうとしていた。
誕生日が年々苦痛なものに感じるようになり”自分の生まれためでたい日”は、やがて自分が歳を取る日という認識に変わってしまった。
大学を卒業してすぐに入社した会社を駆け抜けて11年。
体調を悪くしたため退職せざるを得なくなり、それからずっとフリーター。
どっからどう見ても私は低スペックの女だった。
長く勤めていた会社を退職したのちフリーター35歳…
実家暮らし35歳…
家事が苦手な35歳…
これといったスキルなし35歳…
お腹がたるみ始めた35歳…
性格が悪い35歳…
もう本当に人生詰んでいた。
遊ばずにずっと働き続けた結果、貯金はある程度できたけどそれだってずっとあるわけではないし、お金なんていつかは消えてなくなるもの。
ああ、お金持ちと結婚してラクになりたい…。
お金に余裕が生まれれば、心にも余裕は生まれるはず。
お金持ちと幸せな結婚をしていれば、こんな寝る前に、かび臭い布団の中で半泣きでこれからの人生について悩むことはないはず。
でもここでウダウダしているヒマがあるなら、お金持ちと結婚するための努力をするべきなのでは…
お金持ちの独身男性がいるところで出会いを探さねば…
そうだ。
婚活アプリに登録しよう!!
友人が結婚相手をゲットできたと豪語していたペアーズにしよう…!
友人がペアーズでイケメンと結婚【さかのぼること5年前…】
5年前、私は大学時代の友人の結婚式に参加した。
新郎は私が見たことのない男の人で、悔しいけど、かなりスラッとしたイケメン。
馴れ初めは共通の趣味を通じてらしく、出会って1年ほどで結婚となったらしい。
(くそっっ!!)
その時も相変わらず彼氏がいなかった私は、なんとなく友人とイケメン旦那の馴れ初めについて色々聞きたいと思い、2人になる機会ができた時にさりげなく聞いてみた。
私「共通の趣味って、そういう出会い方もあるんだね」
友「いやぁ…あのさ………」
友人は言いにくそうに、言葉をつまらせた。
友「pairs(ペアーズ)っていうアプリで出会ったんだよね」
それはもう、私からしたら衝撃の発言であった。
当時、私の中ではアプリで出会う=出会い系サイト=いかがわしい
というものができあがっており、そこからそのまま結婚をするというのは考えられなかった。すると友人は続けてこう言った。
友「最近ね、婚活アプリってのが流行ってて、で!! 結構主流なのがペアーズだったんだよね!」
婚活アプリの主流?マッチングアプリ『ペアーズ』とは?
婚活アプリ…??????
その時はいまいちピンと来てなかった。
ペアーズは、普通の出会い系サイトとは違いマッチングアプリだけれども、婚活アプリとも言われているらしい。
話を聞けば、普通の出会い系サイトだと、友達募集、彼女募集、セフレ募集などが基本的だが、婚活アプリだと結婚を前提に恋人を募集するのだという。
ある意味『ガチの出会い系』ということである。
マッチングアプリ『ペアーズ』の特徴
ペアーズは、累計会員数1,000万人で『月13000人に恋人ができている』という国内最大級のマッチングアプリ。
テレビなど、さまざまなメディアでも紹介されていることから、知名度がとても高いのが特徴。
『コミュニティ機能』で共通の趣味や考えの相手とつながることができるため、価値観の合う相手と出会いやすいのが魅力なのだそう!
友人は最初ペアーズで出会うことに対して不安を抱いていたらしい。
しかし、全員本気でメッセージのやり取りをしてくれる人ばかり。仲良くなってからお茶でもいかがですか?という慎重派の集まりだったそう。
その中でも話しやすかった大手企業に勤めるイケメンとマッチし、そのままお付き合いして結婚することとなったのだった。
うらやましすぎる…………。
友「ペアーズおすすめだよ〜、やってみたら?」
私「うん、やってみるねー!」
という会話をしてから早5年。
何もしていなかった私だったが、ようやく友人にすすめられたペアーズをやってみることにした。
彼女はその時、確かにこう言っていた。
「ペアーズ、大手企業に勤めている人とか、仕事忙しくて婚期逃した経営者の人とかいるから面白いよ」
私はあの言葉にすがる思いでペアーズをダウンロードした。
そして今私は、世にこのペアーズでの婚活体験談を広めたく、こうして筆をとったのであった…
35歳、初めて婚活アプリに登録【ペアーズとFacebookが連携…?】
まずペアーズを始める時に驚いたのが、Facebookと連携していることだった。
Facebookでつながってる地元の友人全員に、フリーターの私が無謀にもペアーズで結婚相手を探そうとしている、なんて広がりようものなら人生の終わりだ。
あろうことか体験談までこうしてまとめようとしているのだ。
恥ずかしいだけではすまない。
早速でかいハードルに悩んだが、よくよく見てみるとFacebookと連携していることによるメリットが大きいように思えた。
自分のFacebookでつながってる《友達》がもしもペアーズやってたとしたら、その《友達》に自分がペアーズ内で表示されることがない。
Facebookでステータスが既婚、交際中の場合は登録できない。
これは結構いいかもしれない。
万が一にも友人と遭遇してしまったらかなり恥ずかしいから、これは非常にありがたいシステムだと思った。
また、私が1番気になったのはペアーズを動かすと、Facebookにも勝手に何かしらの投稿がされてしまうのではないかということ。
だが、言ってしまえば、それはあり得ないことらしい。それだけわかれば一安心。ということで登録をそのまま続けることにした。
よく見たら下の方に電話番号で登録できるようにも設定されていた。
マッチングアプリは登録に手間がかかるからこそちゃんとしている!
正直、完全に登録完了するまではちょっとめんどい。
変な人を登録させないための措置だと思えば仕方ないかもしれないが、プロフィール設定に写真設定、そして18歳以上であることを示す運転免許証のような公的書類のデータを運営に送らなければならないのだ。
だがしかし、私はこのペアーズでお金持ちハイスペック男と出会い結婚すると決めたのだ。
少し手間がかかる作業を終え、いざお金持ちの男を探すぞ!!!!
ということで早速『年収2000万以上』とりあえずこの条件で検索してみた。
私の作戦は年収が2000万以上の男性のページに手当たり次第足を運び「いいね」を連打。
そして素早く逃げるというものだった。まずはマッチングしないと何も始まらない。
プロフィールの写真もちょっと盛った。(けど、ほぼ私に近い……と思う…)
職業はフリーターではなく、飲食店店員にしておいた。事実だし。
【ペアーズ体験談】30代のマッチングアプリ婚活奮闘記
私の欲望にまみれた”ペアーズ婚活大作戦!!!”
引っかかってしまった記念すべき1人目から私の最後の人となった6人目まで、嘘偽りない体験談をまとめて紹介します!
※メッセージはしたけど、デートにはいたらなかった人たちは割愛してます
記念すべき1人目:つぶらな瞳のピチピチジャケット肉男くん
- 年収:2000万円
- 年齢:30代
- 人柄:食べることが好きで動物好きの温厚そうな感じ
- 写真:焼肉。少しも顔の雰囲気がわからない。焼肉の写真を設定されたところで、美味しそうなお肉だなという感想しかいだけない。
驚いたのは、こんな30代の低スペック女でも意外と「いいね」がきたことだった。そして、マッチングも案外あっさり。
要望通りの年収2000万円とマッチできたので、とりあえずメッセージを送った。
私の3行で終わるようなショボいメッセージに対して、彼は丁寧な自己紹介と共に挨拶をしてくれた。会話のキャッチボールもうまくできてる。
私はもう5年以上彼氏がいない、枯れ果てた女。男の人と喋るとしたら、アルバイト先のファミレスのキッチンで毎日働いているガリガリに痩せ細った店長だけだった。
たかがペアーズ、されどペアーズ!!!!
まともな会話ができるだけで私はもうすでに肉男くんに好印象を抱いていた。
私は次の休みに、ディナーに行く約束をした。
食事は某所でクルージングディナー。さすが年収2000万。
別に彼が所有しているクルーザーで、とかではなかったがクルージングディナーというだけで私は胸が高まった。
そして、ペアーズでの初デート当日
待ち合わせ場所に現れたのは、つぶらな瞳が特徴的な少し太めの人だった。ピッチピチのジャケットがなんとも印象的。
静かな感じで、私はどちらかと言うとうるさい人は好きじゃなかったのでよかった。他愛もない会話をしたディナーも終わって、少し風にあたろうということでデッキに出ることに。
そこでちゃんと連絡先を交換し、「美味しかったですね」など話をしていた。
するとつぶらな目をさらにつぶらにさせ、こちらを見つめてきた。
そして、あろうことかいきなり指を絡ませるようにして手を握ってきたのである…
「今日すごく楽しかったです、よかったらまた会いましょう」
確かこんな感じのことを言われたが、私は35歳にしてよくわからん男の人に手を握られたのがなぜかショックだった。
多分、私は好きでもない男性にボディタッチされることが元々苦手。そして、男性とちゃんと触れ合う機会がしばらくなかったので、手を繋ぐ行為すらダメになっていたようだった。
そもそも付き合ってもいないのに、なぜいきなり手を繋ぐのか…。
一気に肉男くんがダメになってしまった。
帰ってから、お礼とごめんなさいを丁寧に言って終わらせたのであった。
反省を生かした2人目:つまらない話がエンドレスな芸男さん
- 年収:3000万円以上
- 年齢:40代
- 人柄:がっしりしていて品がよさそうな感じ
- 写真:自分の顔。くしゃっと笑ってる顔が印象的。
私は前回の反省を生かし、ペアーズの自分のプロフィールに距離が近いのと、ボディタッチは苦手です、と一言付け足すようにした。
(肉男くんごめんね)
そして次にいいなと思ったのが年収3000万円以上の芸男さん。
私が頑張って打った長文にいきなり一言だけで返してくることもあったが、コミュニケーションは問題なくとれる。
むしろまだ会ってもいないのに、なぜか私のことをかなり気にいってくれて朝から晩まで私のことをベタ褒めするメッセージばかり来た。
ペアーズのアプリのメッセージじゃなくて、LINE交換しようと言われ少し悩んだが、すぐに交換した。
LINE交換後、割とすぐに「次の休みにランチをしよう」と言われ、OKを出した。
叙々苑だった。
実はその時、人生初の叙々苑だった私はまたしても胸が高まった。
待ち合わせ場所にいたのは、プロフィール写真通りのがっしりとした体型のニコニコした品の良さそうな人だった。
あなたが年収3000万以上の人ですね!?!?!?!
心の叫びを必死に抑え、挨拶をした。
お昼から焼肉を食べてお酒を飲むなんてとても贅沢な時間だった。
お互い酒も入り、食事が終わる頃には緊張感もほぐれていた。
ビールやら焼酎やら飲み、お肉をたいらげ食事も完全に終わった頃…
「○○に行こうか。ラウンジでケーキ食べよう」都内の高級ホテルに誘われた。
ケーキが美味しいと評判のところだったので、私は快くOKをした。
ラウンジで芸男さんは、5分前に話したばかりのことを何度も話していた。
そして話し終わるとまた同じ話。
芸男さんは、酔うと自分が面白いと思った話を延々と繰り返し喋ってしまうタイプの人だったのだ。
めちゃくちゃ大袈裟に笑ったフリしたが、顔が死ぬほど痛い。この時ほど顔の筋肉を酷使した日はなかったかもしれない。
でも私はその時、年収3000万円で頭がいっぱいだった。
もはやケーキの味もコーヒーの味もわからない。
自分のほうれい線がじわじわと刻まれていっているような気がして、途中から苦痛な時間となってしまっていた。
しかも「笑うやろ?笑うやろ?」という顔でじっと見つめてくるからきつい。
ひとしきり同じ話を20回くらい繰り返したところで芸男さんは
「あ、今日の晩ご飯ふぐでいいかな?」
と言ってきた。多分ふぐ屋でも同じ話をあと50回くらいしてくるだろうし、なぜペアーズで知り合った初対面の人と1日中一緒にいなければならないのか。
さすがにしんどいし、おかしい。
丁重にお断りして帰宅した。電車の窓ガラスにうつった自分が、より老けて見えた。
ペアーズを卒業できるかも!?と期待した3人目:すごい好きだった牛男さん
- 年収:2000万円以上。会社経営者。
- 年齢:30代
- 人柄:バブリー感が漂っているが、育ちは良さそうな感じ
- 写真:タワマンの一室でワインを美味しそうに飲んでる
次なるステップへすすむため、私はペアーズで登録しているプロフィール写真を変えてみた。
今までは、旅行に行った時の写真だったが、今回は小洒落たお店でワイングラスを傾けて笑ってるうさんくさい写真にしてみた。
プロフィール写真を変えてすぐ、1人の男の人とマッチングした。
タワマンに住む30代の会社経営者、牛男さんだった。
バブリーな感じに私はビビッときた。
牛「はじめまして、ワインはお好きですか?」
私「ワイン好きです。お酒はなんでも」
牛「お酒なんでも楽しめちゃう人は素敵ですね」
と、こんな感じで順調な滑り出し。
バブリーな雰囲気を出していたが、メッセージを続けてみるとお上品な感じでなかなか素敵な人だった。
私は正直に言うとこの時点ですでに心惹かれていた。
ペアーズに登録してから色々な人とメッセージをしていたが、メッセージの時点でここまで心に残るような楽しさを作ってくれたのは牛男さんくらいだった。
お酒好き同士ということで、ディナーの約束をこぎつけた。
牛男さんは、メガネをかけた爽やかな人だった。
イタリアンのお店でしこたまワインを体内に流し込み、私も牛男さんもほどよく酔い、牛男さんの仕事の話やよく行くお店の話、学生の頃の話などで盛り上がった。
早くもペアーズ卒業となるかも…! と私は少し舞い上がっていたのかもしれない。
牛「そういえば今日はお昼ご飯何食べたの?」
私「すき家の牛丼食べました」
牛「え……」
急に牛男さんの表情が曇った。
その後、私が何を投げかけても反応が明らかに悪くなってしまった。
どう考えても牛男さんは私が牛丼を食べたことに気を悪くしてしまったのだ。
先ほどまでの楽しい時間とはうってかわり、重たい空気の中2人の会話は無理やり続く。
そして、牛男さんは私にとどめを刺してきた。
「あのさ、もう少しまともな食べ物食べた方がいいよ…」
終わってしまった。
原因は【牛丼】。
今思えば、たかが牛丼ごときでドン引きする牛男さんもおかしい。
が、私にも確かに非があった。
美味しい良い雰囲気のイタリアンでワインを飲み、盛り上がってお酒も食も趣味合うねとなっている中「すき家の牛丼食べた」なんて空気が読めないにもほどがあった。
私はこの日を境に牛丼が苦手になってしまったのだった。
ペアーズに登録したプロフィール写真も、ワイン飲んでお洒落ぶってるものは良くないと思い、即、旅行の時のよくわからない写真に戻した。
いかにもな4人目:結局ヤリ目だった謎多き栗男さん
- 年収:3000万円以上
- 年齢:40代
- 人柄:犬好きで優しく人の良さそうな感じ
- 写真:飼っているポメラニアンの写真。犬は可愛いと思った。
自分はもしかしたらお金持ちの人と感性が合わないのかもしれない。
それに、理想が高すぎるような気がしてきた。
ペアーズに、お金持ちで王子様みたいな人なんて存在するのか?
いたとしても、フリーター35歳は選ばれる存在なのか?
自分がお金持ちだったら絶対に選ばない自信がある。
そんな自問自答しながら、懲りずに私は次のお金持ちとマッチングさせ、メッセージを続けてみることにした。
ペアーズはなんだかんだでお金持ちの登録者が多い。
そして、次に会うことになったのが、年収3000万以上、自称クリエイティブな仕事をしている栗男さん。
彼とは、犬が大好きという共通点があった。
ペアーズにはコミュニティという機能があって、それは「洋楽好き集まれ」だの「ワイン好き集まれ」だの、いわゆる趣味や好みを簡単にアピールできる機能がある。
よりマッチング効果を高めるためには共通の趣味を持って接した方が良いと思った。
共通のコミュニティに入っている人が誰かわかるし、ペアーズのこの機能は非常に助かる。
メッセージではひたすら好きな犬種の話、飼ってた犬の話、将来飼うとしたら、という感じで犬の話で盛り上がった。
そんな感じで休みの日にディナーに行く約束を取り付けた。
お洒落な感じだけどカジュアルなフレンチのお店だった。栗男さんの第一印象は正直悪かった。
色黒に焼けた肌、小柄なのにどっしりした感じ。
極め付けがアクセサリーがすべてゴールドで“いかにも”な雰囲気を全身から出していた。
こんな人がペアーズみたいなアプリを使いこなせるんか?と少し不安に思った。
そしてお店では偉そうな態度で店員に接していて、ドヤ顔でワインのうんちくを垂れ流していたが間違っていた。
ペアーズでのメッセージと印象が違う。
あれだけ犬の話で盛り上がり、楽しくメッセージすることができたのに、どうしてこうも人は変わってしまうのだろうか。
犬にもこんな感じなのかな、と思うと一気に気持ちが冷めてしまった。
そして、食事も終わる頃、栗男さんはこんなことを言い出した。
「B'z好き?」
好きに決まっている。B'z嫌いな人この世にいるの?
「稲葉さんのサインもらえるよ」
それは確かにほしい。なるほど、クリエイティブな仕事をしているよというアピールをしてきてるんだなと思った。
でもどういう話の繋がりでそんなことを言ってきたのかわからず、返答に困っていたら
「このあとホテル行かない?」
というお誘いを受けてしまった。私はB'zのサインと引き換えに身体を寄越せと条件を突きつけられているのだ。
私はフリーター独身35歳、一応真剣に出会い(お金持ち)は探しているし、こんなところで身体を許してしまうような女ではない。
ペアーズは真剣な出会いを求める場なのだ。
怒り暴れ狂いたい気持ちを抑え、お断りして、その日は悲しい気持ちで帰路についた。
私は別にB'zのコミュニティに入ってはいなかった。栗男さんがなぜいきなりB'zのサインを条件に出してきたのか今だに謎である。
慎重にいったつもりの5人目:悪目立ちのヤバい人…?高男さん
- 年収:3000万円以上
- 年齢:50代
- 人柄:感じのいい人。実物は、全身ブランド物で派手すぎて悪目立ち。
- 写真:旅行先のような写真。ブランド物はなく普通な感じ。
今回こそはちゃんとしたお金持ちと出会ってお付き合い、そしてゴールインまでの道筋を作りたい。
慎重になった私は、珍しくメッセージをしつこく何日も続け、1ヶ月近く経ってから次の男性と会うことを決めた。
今までは割と年齢が近い人(同い年〜7歳上まで)とマッチングしてきたが、今回はもう少し歳が離れた人にしてみようと思った。
もしかしたら年齢近い人って合わないのでは?というなんとも単純な発想である。
ありがたいことにペアーズは年齢の幅も広い。すごい。
そして出会ったのが高男さん。
高男さんとはディナーデートをすることにした。
駅近くのお店を予約したとのことで、駅前で待ち合わせをした。
少し早めに待ち合わせ場所に着いた私は、ペアーズで高男さんのプロフィールを確認、予習しながら彼を待っていた。
そして、向こうから少し派手目な男性が歩いてくるのが見えた。
全身、某有名高級ブランドを着用していた。
洋服はもちろんのこと、帽子、バッグ、靴、スカーフ。
恐ろしいことにすべてそのブランド特有の柄物だったので、遠くから見てもわかるほど柄&柄のヤバイ見た目だった。
その時、ペアーズで登録していた高男さんのプロフィール写真を確認した。そのブランドに身を包んだ高男さんと、前から歩いてくる全身ブランド男が一致した。
合流し、予約しているお店に向かったが、やはり高男さんは誰よりも悪い意味で目立った。
もうすでに私は帰りたかった。
ペアーズのメッセージではあんなに感じが良い人だったのに、なぜ全身柄物のブランドをチョイスしたのか。
第一印象が急に【ヤバイ人】に切り替わってしまった。
そして、高男さんは本当にお金持ちであることがわかった。
「お金出してあげるから、お店自分で持ってみたらどうかな?」
どうやら高男さんはペアーズを始める前、付き合ってた女の人の面倒を見てたらしく、ネイルサロンやらなんやら出してあげてたらしい。
私「その人とはどうして別れたんですか?」
高「逃げられた」
私はどっちが悪いのかわからなくなっていた。
それだけのことをしてあげて、逃げられるということはよっぽど高男さんがヤバかったのか、それとも女の人が相当ヤバイのか。
なぜか私のことをかなり気に入ってくれていたが初対面でいきなりこんなことを言う人とは合わないと思い終わった。
最後の男6人目:良男くん
- 年収:600万円くらい
- 年齢:30代
- 人柄:共通の趣味がある。話があう。
- 写真:カフェで撮った写真。優しい垂れ目な感じ。
私はもうお金持ちが嫌になっていた。
いや、お金は大好きだけど、やっぱりお金持ちとは波長が合わないような気がした。
確かにお金持ちと結婚してラクしたいとは思っていたが、お金持ちと付き合うのはハードすぎる。
そもそも私自身が癖強いのに、お金持ちはさらに癖が強い。
振り返ってみればペアーズの記念すべき1人目、肉男くんて実はめっちゃ良い人だったのでは…?
なんで私は処女でもないくせに、手を繋がれただけであんなに文句を言ったのか。
しかしなんだかんだで、お金持ちは合わないということがようやくわかったので、年収にはこだわらないことにした。
ペアーズではお金持ちもたくさんいるが、もちろん普通の人もたくさんいる。というより2000万以下の人の方が多い。当たり前か。
年収にこだわることをやめると、よりたくさんの人とマッチングするようになり、たくさんの人とメッセージをするようになった。
そんな中で、写真の雰囲気がとても良い…というより優しい垂れ目な感じがドンピシャという人を発見した。
あれだけもう年収にはこだわらない、とは言ったものの、念のため年収を確認した。体が勝手に動いていた。
600万円くらい。悪くないと思った。
即、「いいね」を押して、マッチングに成功した。
私が好きなマニアックな映画コミュニティから彼を見つけたため、共通の話題がどんどん出てくる。趣味も好みもよく似ていることがわかった。
住んでいる駅も近かったので、中間の駅で一緒にお酒を飲むことにした。
ものすごい高級イタリアンでもフレンチでも焼肉屋でもなんでもない、口コミで評判の小料理屋で、かなり美味しかった。
まったく気をつかわないでお酒を飲むことがどんなに楽しいか。
背伸びをして価値観や世界が違う人と一緒にいると疲れるということが、今までペアーズで経験したことでよくわかった。
彼も私のことも気にいってくれ、次また会うことを約束した。
ペアーズのメッセージじゃなく、これからはLINEでやり取りしようということで別れ際にLINE交換をした。
【ペアーズ体験談】出会いを求めた30代女子のその後…
それから私は前職と同じ業界に戻り、就職した。
唐突すぎるが、お付き合いするにあたって良男くんのためにちゃんと就職しようと思ったのだ。
まだ付き合えるかもわからないけれど、まともな人と出会い、その人を好きになると、やはり人はちゃんとしようという気になる。
今回、ペアーズで婚活して思ったことは
・良い人と出会うのはタイミング
・あまり選びすぎても良くない
・変わった人もいる
・色々なコミュニティに入ってる方が良い
・結局は自分と趣味が合う、好みが合う人が1番気楽
こんな感じでしょうか。
登録者数が多いペアーズだからこそ、今回私は色々な人と出会うことができて、経験できたのだと思います。
ファミレスでバイトしていた時に、そんなお金持ちがくることはなかったし来たとしても濃い話なんてできるはずもない。
今の職場でもそういう人と接触する機会などない。
逆にペアーズを通して色々なお金持ちの人と出会い、良男くんと出会えたことによって、お金持ちの人への憧れとかそういったものがすべてリセットされた。
良男くんと出会わなければ、もしかしたら今もペアーズで年収2000万円以上の男性を求めて婚活していたのだろうか…
出会いはタイミングも大事だとつくづく思ったのだった。